肌に必要な保湿成分とは?( 1 )
スキンケアの基本はまず保湿すること。肌が乾燥していてはせっかくの肌の有効成分も効果を発揮できません。保湿後に潤いを逃さないようにすることも大切です。肌の表面に潤いを与えても、そのままにしておけばすぐに蒸発してしまいます。しかも、皮膚の水分が蒸発するときは、もともとあった潤いまで連れて行ってしまうので、化粧水をつける前よりも乾燥することもあります。水分を逃がさないためには、肌の表面にベールをはって(蓋をして)閉じ込めておくことです。一番よいベールは私たちの肌から分泌される皮脂です。肌が乾燥していたり調子の悪いときは、皮脂に近い成分を与えます。化粧水や美容液で保水し、乳液やクリームでしっかり蓋をしてあげましょう。
・セラミド.角質層は平たい角質細胞が重なっていますが、その細胞と細胞の間に埋めている細胞間脂質をセラミドといいます。細胞同士をつなぎとめ水分の蒸発や細菌の進入を防ぐ作用があります。またセラミドの構造に油となじみやすい部分(親油基)と水となじみやすい部分(親水基)があるため水分を抱え込むことができます。みずみずしくうるおいのある肌には、セラミドが豊富にあり、角質層の潤いを保っています。肌がセラミドを失うと、ひどい乾燥状態になり、保水してもすぐに蒸発してしまいます。
冬になると汗や皮脂の分泌が減少するのでセラミドが減少します。また加齢によってもセラミドは減ります。そのため、細胞と細胞の隙間から水分が蒸発してしまい乾燥肌になってしまうのです。
こういった場合にはセラミドを補うことが効果的です。セラミドはべとつかず、肌なじみがよいのが特徴です。セラミドによるスキンケアを効かすコツは、十分な量が入った製品を使うことです。セラミドの種類ごとに、肌を改善させる量が異なります。こんにゃくにはセラミドが豊富に含まれています。こんにゃくと野菜をバランスよく摂取することで全身の肌環境は改善されることでしょう。
・ヒアルロン酸.わずか1グラムで水6リットルの保水力をもつといわれる優れた保湿成分。肌の真皮と表皮の両方に存在しますが、特に真皮に多く存在します。真皮ではコラーゲンやエラスチンの間に水分をしっかりと蓄え肌にハリをもたらす役割を果たしています。表皮では細胞と細胞の間を水分でうめる役割を果たして、角質層のうるおいをキープしています。ヒアルロン酸が充分あれば肌には弾力がうまれ、みずみずしくしっとりとした状態を保つことができます。逆にヒアルロン酸が不足していては、美肌のための有効成分をいくら補給しても肌の状態は改善されません。ヒアルロン酸は加齢によって減少してしまいます。老化による肌の乾燥の原因の一つはヒアルロン酸の減少によるものといえます。赤ちゃんのはだがふっくらしっとりしているのは肌にヒアルロン酸が豊富にあるからなのです。ヒアルロン酸を配合しているスキンケアはたいていべたつく使用感ですが、ヒアルロン酸を補うことで真皮と表皮の水分量を高め肌のハリと弾力を保ちます。ただし、ヒアルロン酸は分子量が大きいため、肌から浸透するのは表皮までで真皮までは浸透できません。それでも、表皮が潤っているだけでも肌が美しくみえるのでヒアルロン酸を肌から補給するのは無駄ではないでしょう。
では体内のヒアルロン酸を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。ヒアルロン酸を含んでいる食品は、ニワトリのトサカ、魚の目玉、スッポン、フカヒレなどがありますが、どれも日常的に簡単に摂取できるものではありません。サプリメントなど工夫して摂るように心掛けたいものです。
・リピジュア,吸湿性や保湿性に優れた成分で、ヒアルロン酸の約2倍の保湿力があるといわれています。肌の細胞間脂質に非常に似た構造でできているため肌に非常によくなじみます。特徴的なのはその持続力で水洗いしてもその保湿性がずっと維持できます。さらに、肌荒れを抑制する効果もあります。様々な人工臓器を開発するために用いられていることから分かるように、高い安全性が実証されている成分です。
・イソフラボン.女性ホルモンが減少すると、肌の潤いも衰え老化現象が目立ってきます。イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きをすることから、肌の保湿に効果があると期待されています。
・アミノ酸.本来、肌の表皮に備わっている天然うるおい成分「天然保湿因子(NMF)」の主成分がアミノ酸です。この成分を補うと、
1、皮膚細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進する
2、コラーゲンの合成を促進する
3、肌のバリア機能の回復などの効果が期待できます。
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