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栄養補給

セラムでは、肌が必要とする栄養素を過不足なく真皮に届けることを目的に設計されています。どんなに肌に良い成分であっても、それ一種類だけの補給では美肌を保ったり、痛んだ肌を修復することは生理学上不可能です。また、たとえ良い成分が入っていても、それがどのくらい、どのような状態で配合されているかが問題です。そこで、180にも及ぶ植物の根、葉、茎、花などから採取したエキスを分析し、その中から18種類のエキスを厳選しています。もちろん、それぞれの植物の配合率、配合量、配合状態などを徹底して統計化したうえで、最も理想的な栄養バランスになるよう調合しています。

真皮の正常化

古くから漢方薬草として有名な地黄の根の抽出液と、和歌山産オレンジから精製したグリセリンとの重縮合体を配合しています。この成分には、皮膚の水分蒸散を低下させる機能と、角質水分量を増加させる機能を有することを確認しました。この働きにより、角質層の高い吸水性だけでなく、バリア機能を併せ持つ効果があります。

ハリつや効果

川芎、当帰、地黄などの漢方薬草を、一定比率で複合することで、免疫細胞マクロファージを活性化する効果が明らかになっています。活性化されたマクロファージは、真皮でのEGF分泌を盛んにし、それはコラーゲンの増殖に発展します。コラーゲンは外部から塗布しても浸透することはないため、この成分のように、真皮に浸透し、コラーゲン増殖を促す成分がもっとも効果的といえます。内側からふっくらとしたハリの効果を実感できます。

美白、シミ予防

肌に負担をかけず、美白効果を高めるため、漢方生薬として有名な芍薬を応用し、処方に組み入れています。芍薬は古代から優れた消炎、収れん、美白などの効能が認められています。なかでも、シミやくすみに対する効果が有名です。frescaでは、独自の方法で抽出した後に配合しており、シミ・ソバカスを抑制し、ほんのり桃色に染まる血行のよい肌を導き出すエキスに仕上げています。

水分保持

古代の民間医療では、漢方生薬が使われ続けていますが、中でも有名な地黄の根の成分にはイリドイド配糖体が含まれており、マクロファージを活性化する機能を有しています。私たちは、マクロファージが最大限に活性化するための選別、加工、調合にこだわりました。活性化されたマクロファージは、様々な細胞に指令を与えながら、新陳代謝を促進させることにより、皮膚細胞の環境を整え、ターンオーバーを正常化することで、セラミド、NMF(Natural Moisturizing Factor)を増殖させることが分かっています。

角質バリア機能

肌の一番表面にある角質層は、角質細胞(死んだ細胞)が20層ほどレンガのように積み重なってできています。厚さにして0.02ミリという極めて薄いこの角質層が、皮膚に触れるあらゆるものから体を守り、また内部の水分が蒸発しないような「バリア機能」を発揮しています。したがって、バリア機能が失われると、肌の水分はどんどん流出し、乾燥肌になります。また、本来は透過しない物質が角質層を透過して入り込み、炎症を起こすなどの肌トラブルも引き起こし、敏感肌に傾きます。そこで様々な角度からバリア機能を健全化し、真皮の水分結合を強化し、外界の刺激から守ることで、潤いに満ちた健康的な肌を取り戻すことに着想しました。皮膚を膜のように覆ってしまい、皮膚呼吸を妨げることを避けるため、石油系などの成分を避けています。植物由来の独自成分、スクワラン(squalene)は皮脂膜を育成するには欠かせない成分で、さらに酸素を供給する機能があり、皮膚呼吸を促進する働きがあるため、新陳代謝も活発になり、正常なバリア機能が甦ります。さらに、角解作用(肌をやわらかくし、角質が硬くなるのを防ぐ)も認められており、不要な角質を落とすことで、肌を健康的なやわらかさに保つことができます。

黄ぐすみ解消

糖化反応(glycation)は1912年にLC Maillardがアミノ酸と還元糖を加熱すると褐色の色素が生成することを発見したことから、メイラード反応と呼ばれるもので、体内の糖とタンパク質が結びつき、AGEs(=Advanced Glycation End Products)と呼ばれる最終育成物が肌に蓄積されていく現象です。AGEsには、タンパク質間に架橋を形成する特徴があり、肌のハリを支えているコラーゲン繊維もタンパク質から構成されているため、糖化により、繊維同士がくっついて固まり、肌は弾力を失うことになります。さらに、AGEs自体が褐色(黄褐色で蛍光、主に、Ex: 370nm、Em: 440nm)であるため、肌の黄ぐすめることにつながっています。AGEsの生物学的特徴として、AGE化したタンパク質(AGE修飾タンパク)をリガンドとして認識するAGE受容体の存在が明らかとなっています。細胞はAGE修飾タンパクとAGE受容体の結合を引き金にして、サイトカイン(cytokine、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に炎症などの情報伝達をするもの)や成長因子の産生亢進など種々の細胞応答を引き起こすと考えられています。そこでこれらの細胞に着目し、伝統医療薬草であるCnidium Rhizome(川闃?)根から特殊精製した育成物、Betula platyphylla var. japonica(白樺)の樹液抽出物などの複合成分CRBP29配合することで、角質のAGEsを除去し、さらには糖化の過程を反転させ防止する機能を追及しました。

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